2019年4月20日
続日本百名城の一つ『高天神城』へ。
場所は静岡県掛川市。
いかんせん、車が便利な場所にあります。
高天神城跡(国指定史跡)
標高132mの山上にあり急峻な東峰と広い西峰に曲輪があり
2つの峰は尾根で結ばれている。
誰が築城したのかは具体的な事は不明だが、今川氏に家臣がこの城に
いたことがわかっている。今川氏、徳川氏、武田氏と城の奪還・攻防が
繰り広げられた。
搦手口
搦手(からめて)口から入っていきます。
よほどの山城なのか杖が置いてありました。
妻はそれを使っていましたが、バランスがとれて楽だったそうです。
急な何段もある階段をのぼりますが、案外歩きやすい、登りやすい階段でした。
山で出てくる階段はスピードが出て転倒しないようわざと歩幅が合わないように
して登りにくいのですが、(と聞いたことがあります)ここはそんな事ありません。
地層がむき出しです。昔の人が削ったのでしょうか?
三日月井戸
礫層を浸み通って出た雨水が滴り落ちて溜まり井戸として使用。
中には金魚が泳いでました。
東峰と西峰をつなぐ鞍部。
ここから見る景色。
まずは東峰へ。
大河内石窟
山腹に洞窟状に掘った横穴でここを牢屋として使用。
徳川家家臣 大河内正局が落城後も武田勝頼にくっしなかったため、
8年間も幽閉されていた。
本丸
御前曲輪
御前曲輪から見る景色。新茶のシーズンなので茶畑が新葉で輝いてます。
続いて西峰へ
二の丸と高天神社
馬場平
神社の奥に展望ができるわりと広い広場があります。
ここより先が城外となり三方が断崖絶壁となっている。
甚五郎抜け道
犬でも猿でも戻ってきてしまうほど険しいため別名「犬戻り猿戻りの険」と
言われてる。天正9年の落城の際に、横田甚五郎がここから抜け出し甲府の武田勝頼の
もとへ落城の報告をしたことから呼ばれている。
西峰の先端の方にいくと井楼曲輪がありその途中に防御施設が施されてる。
横堀
堀切
県自然公園にもなっているだけあり自然が豊かで野鳥がたえず鳴いてました。
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