三重の国宝と百名城を巡る日帰り旅① 国宝『専修寺』

日本国内の旅

2018年10月7日
久しぶりに旅らしい小さな旅に出ました。場所は三重県。
なぜ?三重県かと言うと、前々から松坂城と松阪牛に興味があり実行できずに
いたのですが、テレビか雑誌かWebか忘れましたが、2017年に国宝に指定された寺がある
ことを知り急に行きたくなり小さな旅へ出発となりました。
まずは三重県津市を目指して東名⇒伊勢湾岸自動車道を順調に走っていくと
四日市JCTあたりから渋滞の情報が。まあいつもの事だろうと、朝も早いし大丈夫と
思ってましたがどんどん渋滞距離が長くなっていきます。ちょっと不安だったので
みえ川越ICで早めに高速道路をおりることにしました。
しばらく国道を走ろ鈴鹿市が近づいてくると『F1開催中』の看板を発見!
なんだ、今日はF1だから車が混んでいるんだ、納得しながら南下していると反対車線の
国道23号線は渋滞になってました。
とまあそんな感じで約2時間半のドライブを経て専修寺の駐車場に到着。

真宗高田派本山『専修寺』

参拝者専用駐車場の車をとめて境内へ歩いていきます。
今さらですが、『専修寺』(せんしゅうじ)と読むのかと思ってましたが(せんじゅじ)と
読むそうです。今、パンフレットを見てわかりました。

塀の向こうに威厳のある寺が見えてきます。国宝の重みでしょうか。
ここから見ても迫力を感じます。

唐門前に到着。1844年の建築で華麗な彫刻が特色とありますが、
いい感じの古さを醸し出しているこの奥に国宝建築物がある期待が先行し
じっくり見ませんでした。

唐門(重要文化財)

唐門をくぐると『如来堂』(写真左)と『御影堂』(写真右)が見えてきました。
この二つの建築物が2017年に国宝に指定されたそうです。

『如来堂』(写真左)と『御影堂』(写真右)

1748年に建てられた如来堂の中を見学します。

『如来堂』(国宝)

次は『御影堂』へ。二つの建物をつなぐ橋が見えます。
この橋は『通天橋』といって、1800年に建てられたそうです。

通天橋(重要文化財)二つのお寺の間にかすかに見えますね。

続いて御影堂の見学へ。この辺からこの専修寺観光の雲行きが怪しくなってきます。
まずは1704年建築の『山門』(重要文化財)を後ろから撮影。

『山門』(重要文化財)

山門の写真を撮っていると、不意に見知らぬ年配の男性の方(おじいさん)が
「後ろですよ。前から撮った方がいいですよ。」と声をかけてきます。
私は「わかりました。後で正面から撮りますので。」と普通に返答してその場を
離れて御影堂に向かおうと歩きだしたのですが、今度はそのおじいさんは
私の妻へ御影堂前にある木の説明をしだします。何を説明していたのか忘れましたが
妻は「うんうん」と真剣に聞いてます。そのうちこのおじいさん御影堂を案内しますので
着いてきてくださいと頼んでもいないのにガイドを始めます。
この時はずいぶん親切なボランティアガイドさんだなーと思いついていきます。

『御影堂』(国宝)

御影堂前で「あの彫刻は麒麟に見えますか?象にめますか?」と聞いてきます。
どうみても架空の動物 麒麟だろうなと思っていましたが、鼻が長いので
象だそうです。などいろいろと教えてくれます。
個人で廻るとそんな事気にせずにみて廻るんだろうな。
御影堂の中に入りこと細かく彫刻のことや、親鸞さん、浄土真宗などなど
ためになる話を教えてくれます。
先ほど外から見た通天橋の内部もいろいろ教えてくれます。

『通天橋』内部

いろいろ教えてくれて大変感謝しているのですが、
ほとんど忘れてしまいました。なぜか?

御影堂を案内してもらいおじいさんにお礼を言い、そろそろ帰ります。
と伝えると「どこから来たの?」と。
「浜松です。」とわたし。
「遠いところから来たんだから、ぜひ見てもらいたいのがある。案内図にも載っていない
御所を案内させて。」と、おじいさん。
「へぇー!それはすごいなー!」と私と妻。結局ついいていくことに。

『御所』

おじいさんが言うには天皇家の誰かがどうのこうの・・・・
すみません本当に忘れてしまいました。なぜか?

さて次の観光名所に向かうのでここでお礼をいい別れようとしますが、
まだおじいさんは着いてきます。『太鼓門』(重要文化財)建築不明についても
説明をしてくださいます。

『太鼓門』(重要文化財)

この門についての説明は良く覚えています。なぜか?
その説明はこうです。
「この太鼓門は人々に時刻を教えるために太鼓をうっていると説明されているが
実はこの太鼓は修業僧への集合合図なんだよ!こんな嘘の説明はやめろって寺に言ってる
んだけど中々、直してくれないんだよなーーー。」
とガイドさんらしからぬ文句を言う人もいるんだなーと。また、
なんかうさんくさいおじいさんだなーーと思いはじめ、
普通ボランティアガイドにしてもガイドの証明書をどこかしらについてるはずだが、
この親切なおじいいさんは何もついいてないし普通に近所に住んでいる人の
服装だし、いったいこの方は何者なんだろう?と疑いはじめます。

本当にここでわかれて駐車場へ向かいますが、まだついてきて妻にあれやこれやと
説明してます。途中の茶所でお茶飲みますか?と聞いてきたりしてますが、
さっさと山門を出て歩いていくとこのおじいさん
「駐車場まで送らせてください。せっかく遠くから来てるので最後まで送らせてください」
「いえいえ結構ですよ。そんな悪いので。」とわたし。
それでも付いてきます。
途中の食堂前で「ここの食堂おいしいですよ。食べていきませんか?」
なんか怪しい?「いえ次急ぎますので」とわたし。
「では車まで送ります。」とおじいさん。
本当にこのおじいさん怪しいし気味が悪い。
そこではっきり・強い口調で「本当にここで結構です。云々・・・」
そしたらこのおじいさんはやっとひきさがって
「ではここで終わらせてもらいます。」と
寺ではなく町の路地へ歩いていきました。
やはりガイドに人ではなかったんだ。親切にガイドしてくれたのでしょうが、
車まで付いてくるのはさすがに気味が悪く駐車場までも結構距離があったので
お断りしました。おじいさん ごめんなさい。
説明はおもしろかったし親切に本当にありがとうございました。

となんとも後味の悪い観光となり説明も覚えてなくまた、もっとゆっくり他の
重要文化財や庭も見たかったのですが、足早にこの場を去り次の目的地へ向かいます。

コメント

  1. […] 出典:歩く旅 […]

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